カラフト伯父さんを観劇してきました。

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  私が使っている家計簿アプリには「ジャニーズ」と「文化」という出費カテゴリがあるのですが、今日のチケット代をどちらとして登録するか迷っています。とても良い舞台でした。東京グローブ座で公演中の伊野尾慧主演カラフト伯父さんを観劇してきました。4月28日昼の部、当日券です。以下、舞台の内容のネタバレを含むので悪しからず。台詞等々うろ覚えの箇所もありますがご容赦ください。

 

 舞台は10年前に大きな地震の被害に遭ったある街の、地震で壊れた屋根がそのまま残る寂れた鉄工所。そこに一人で暮らす徹(伊野尾 慧)のもとに、借金取りに追われる父(升 毅)とストリッパーの女(松永玲子)が転がり込んでくる。
かつて、母が別の男と再婚した後、時々自分に会いに来る父を幼かった徹は「カラフト伯父さん」と呼んで慕っていた。だが、母の死を看取らず、震災の時も何の手助けもしてくれなかった父に対し、やがて激しい憎悪を抱くようになっていた。手を差し伸べてもらえなかったことへの絶望や怒り。今も生々しく残る地震への恐怖。多くの人が亡くなった中、自分だけが生き残ってしまったという罪悪感……。
さまざまな思いや震災で受けた心の傷に悩み苦しみ、将来への希望も無く生きる徹だが、父たちとの暮らしを通して少しずつ心を開いていくが……。

(カラフト伯父さん公式HPより)

 

 「ほんたうのさいわひ」を探し続けていた徹の日々はカラフト伯父さんが想像していたものよりもっともっと孤独なものだったと思います。伯父さんは母を亡くした子供を慰めるために「お母さんはほんたうのさいわひを探しに行ったんだ」と話したのかもしれないけれど、それって徹と母が過ごした日々は幸せではなかったということとイコールになり得ると思うんです。お母さんは伯父さんに「幸せだった」と言い残してたのにね。なんて残酷な言葉なんだろう、と。

 徹のカラフト伯父さんへの頑なな態度は信頼し尊敬していたヒーローであるカラフト伯父さん・実父の裏切りから。なんでもできるヒーロー像の失墜から徹の心に闇が広がっていく過程を独白するシーンの伊野尾さんの演技は、ものすごい迫力でした。舞台上で一人スポットライトを浴び、軽トラの二台で震災時の苦しみ、生き残ってしまったことへの後悔を叫び糾弾するように、しかしどこか落ち着いた声で吐き出していく一連の流れは思わず鳥肌が立ちました。勿論コミカルな演技も可愛かった!拒絶しているようで優しさが残る徹の独特な人との距離感の保ち方は伊野尾さんならではの作り込みだったと思います。

 

 これは超個人的な感想であり、多分演出家が伝えたかったこととはずれてると思うんですけど、「子は親を選べない」んだよなあ、と何度も思いました。というのもまず冒頭で徹が一人で住む鉄工所に転がり込んでくるところからその横暴さに呆れてしまって、なに父親面しとんじゃと徹にめちゃくちゃ感情移入してしまっていて。いつの間にかストリッパーの女と逃避行してるし、謝ればすむと思ってるところあるし(そして仁美は「許してあげてよこんなに謝ってるんだから!」とか言っちゃうタイプ)。あと徹がカラフト伯父さんに助けを求めて泣いていたことに対してカラフト伯父さんの言い訳が「俺にだって生活はある」*1って、なんてひどい大人なんだろうと思って。最後徹と仲直りして出てきたときは徹の心超広い!と思って感動しました。あと仁美のお腹から生まれてくる赤ちゃんもなかなか人生ハードモードですよね…

 

 午前中にフラゲしたChau♯のPVを見ていたときや劇場前の大きなポスターを見たときは「ああ今日も伊野尾さん綺麗なお顔だなあ」なんてのんびりした気持ちでいたのですが舞台が始まり車のヘッドライトに照らされながら*2現れた伊野尾さんは完全に寂れた鉄工所で働く職人で。顔が綺麗とか一度も思わなかった。貶してるとかじゃなくて、なんだろう、顔が綺麗とかそういうことに気を回す暇がないぐらい引き込まれてました。私の視力が悪いのと一階最後列だったのも関係するかもです。あっでもカーテンコール、優しいほほえみでピシッと気を付けをして会場を見回していた伊野尾さんは勿論超がつくほどお綺麗でした!

 

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  当日券に並んでいた時思わず写真を撮ったぐらいとてもよく晴れていたのですが、舞台上は冬。クライマックスの出発に向けてどんどん会場内の温度が下がっていく演出や少しずつ夕日が沈んで暗くなっていったりする演出で、徹やカラフト伯父さんや仁美はどこかで生きている、と強く感じさせられました。

 

諸々が許すならもう一度いろんな表情に注目しながら観劇したいぐらいです。今日のチケット代は「文化」で登録したいと思います。

 

 

*1:この受け答えは結構序盤にあったので後半同じ質問をされたらまた違ったかもしれないです

*2:客席からだと逆光で顔がよく見えない憎い演出

担降りしました。

 

担降りしました。この7文字がことの全てです。本当はブログにエントリする気はなかったんですけど140字連投だとうざいかなと思ったのでこちらに。降りた理由とかあの頃は(ハッ!)みたいな文章は書きませんが、感情の区切りとして残しておくことにします。

 

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結論から言うと、関ジャニ∞安田章大さんから、Hey!Say!JUMP中島裕翔くんに担降りしました。去年の春から夏に切り替わるぐらいの季節、いわゆる別垢を作っていました。今のアカウントで裕翔くんに関して呟いていたら悪口を言われたからです。(縁切りLINEも来ました。askにも色々来ました。テヘ♡)ということでツイッター上で二足のわらじジャニヲタ生活をしていたのですが、先日どちらのアカウントもフォローしてくれている友人に「最近別垢にいることの方が多いよね」と言われ、その事実にやっと気づきました。

「36」「349」

前者が今年2015年に入ってからの二ヶ月で私がエイトのアカウントで「安田」と呟いた回数です。もうお分かりだと思いますが後者は二ヶ月で私が別垢にて「裕翔」と呟いた回数です。(リプライやコンサートのレポも含む)

私はバリバリ文系マンなので数字とか苦手なんですがここまで差が出るとさすがに認めざるを得ないな、と思いました。

 

私にとって担当とは「お金や睡眠時間を削っても見たい人」です。地方暮らしが長かったのでジャニーズは「見る」ものというイメージがなかなか抜けないです。

この方の定義をお借りするなら「うちわを持ちたい人」が担当です。この二つの定義をもとにしても、私の担当しているグループは関ジャニ∞ではない、と感じています。

どうして関ジャニ∞、安田さんから目を離すことになったか、なぜHey!Say!JUMPや裕翔くんに引き寄せられたかを書く気はありません。askで聞かれても答えません。墓場まで持っていきます。(仲いい人には話してますがネットの海に放流するのは怖すぎるよね)

 

勿論関ジャニ∞は好きですし、今のアカウントを消すつもりもありません。ここ最近のようなジャニヲタつぶやきを続ける場になると思います。関ジャニ∞に関しても呟きます。エイトの映像や番組とか見て騒ぐこともあると思います。FCも抜けないので行けたらコンサートにも行きたいです。(アッやめて石を投げないでッ)大きく何かが変わることはありません。ただ呟いている本人が「安田担の曽我部」ではないということだけです。それが気に入らない、どうしても許せない、という方はお好きに対処していただければと思います。私をフォローしてくださっている方のほとんどがエイターさんなのに、こんなアカウントになってしまって本当に申し訳ないと思っています。

別垢に関しては気付いているよって方はそちらでも仲良くしてください。(自分で言うのもなんですけどスゲー分かりやすいですよね)改めて明記する気はありません、よろしくお願いします。教えろよ!って方は聞いてくださいホイホイ教えます。

 

個人的に桜を見て思い出すのは「卒業」ではなく「出発」です。我儘承知ですが私はこのアカウントを通じて知り合った方々が本当に大好きなので、今後とも仲良くしていただけると嬉しいです。

 

水球ヤンキース未公開シーン

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水球ヤンキース完全版が届いたので放送バージョンとの違い、追加された未公開シーンを探してみました。ネタバレ含みますご了承ください。

 

一話

・髪型が化石だと言われて自分の頭を確認するように触って「えぇ!?」と叫ぶ尚弥

 

二話

・尚弥が渚の家に居候していると3馬鹿にバレるシーン尚弥「あ!お前ら!何してたんだよそういえば!プールで待ってたんだぞ!」慎介「…あっ!お店手伝う時間だ」とはぐらかされる
(予告のトウモロコシにかぶりつくシーンの正面アングルはなし)

 

三話

・酔っ払った千春先生の「部員が集まらなかったら私教師やめる!」という宣言

・尚弥と龍二の土手のシーンで龍二がボールをキャッチした後。龍二「行くか」歩いていきボールを返す、尚弥が龍二と肩を組む
(予告のお好み焼きアーンのシーンはなし)

 

四話

・部室で部費の話。千春が桑原に頼むと聞いた千秋が妄想、千春ちゃんの純潔は俺が守る!宣言で尚弥が感動するシーン。
・水族館で尚弥を見失った3バカがソフトクリームを食べているとラブラブカップルに遭遇し「あのヤンキーオオカミどこ行ったんだよ!」と憤るところに千春から電話がかかってくる。

 

五話

・渚の家に水球部のみんなが上がりこむシーン、千秋「いつも尚ぴょんがお世話になってまーす」幸喜「たくさん食べて、大きくなれよ」が追加。(アングルも変化)

 

六話

・3バカがRevのダンスを練習するシーン完全版(尺が長め、右下に本家PVのワイプあり)

 

七話

・部室で尚弥が起こしたとされる事件の話をしているシーン 朋生「わざわざスプレーで学校の名前残すバカいるかよ!もっとちゃんと調べろってんだよ!」慎介「なんでカス高ってだけでこんな目に合わなきゃいけねえんだよ」
・商店街でおばちゃんの「水蘭水球部だけあればいいんだよ」の後、物陰に隠れて笑う郷田
・ラスト縁側のシーン 渚が歩いてきて隣に座る「本当に人騒がせなんだから…」尚弥「いいじゃねーかよ!全部丸く収まったんだしよ」渚「…何も知らないくせに ハァみんなの前で尚弥のこと言っちゃったよ最悪…」尚弥「へ?」渚「なんでもない!独り言に介入してこないで」

 

八話

・渚が玲に虎雄の肩の話をするシーンの後 薪割りを終え鮫島を見るとテラスで眠ってしまって怒る尚弥「なんなんだよー!」
・花火のシーン 公平「あやちゃーーん!……朋生ー!」朋生と抱き合う

 

九話

・職員室に呼ばれた水球部にクラッカーが鳴らされる 校長「壮行会です!」(中略)桑原「これは我々からの餞別だ」尚弥「ええっ?」段ボールを抱えて喜ぶ尚弥
・いよいよ明日だね、と商店街で肩を組み「ラブアンドピース!」と気合いを入れる3バカ

・千秋の告白シーン「ハロー」「恋しちゃったみたいだ」
・居酒屋で酔いつぶれた千春先生が「振られちゃった…」と呟くシーン

 

最終話

・応援団が続々と集まってくる
・クリーニングサービスはすみでカス高を侮辱された黒澤先輩がキレる
・渚を医務室に向かわせてから俯いて泣く理子、慰める涼子
・会場で記者に囲まれる尚弥に渚が口パクでおめでとうと伝えてグーサインを見せて去っていく。龍二が尚弥に「早く行けよ、渚が待ってる」と伝えて尚弥が走り出す。
・告白を終え「よし!ああ!言えたー!全部言えたぞ!あー緊張したよかったー!」と一人で盛り上がってしまい渚に「ちょっと…」とむくれられて「あ、そうだ、返事聞かなきゃだよな。よし、返事は」と改めて向き直る尚弥

 

私が見つけられたのはこれぐらいですが他にもありましたらツイッターの方に教えていただければ幸いです!水球ヤンキース超面白い!

 

 

ALTAR BOYZ REDを観てきました。

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びっくりするほど翔央担殺しの内容だったので感想をまとめておこうと。ネタバレまみれなので観劇予定の方にはオススメしません!

簡単にあらすじを。
舞台は、アルターボーイズ2014年世界ツアーの、まさに日本ファイナル公演!今日もアルターボーイズの5人のメンバーが観客たちの魂を浄化しようとステージ上に勢揃いした。
『汝、罪あらば懺悔せよ!』
人種差別、移民差別、ゲイ差別―そんな現代の難問が知的な暗喩に姿を変えて、ファンキーでコミカルな愛と希望に溢れたこのミュージカル全編にさりげなくちりばめられている。はたして5人は日本ファイナル終了までに観客たち全員の魂を救うことができるのか?

唯一のユダヤ人アブラハム役の翔央さんが担っていた現代の難問は人種差別でした。といっても、差別される描写があるわけではなく、ユダヤ人である自分がこの場にいて良いのか、キリストを信じて良いのかという揺らぎを見せるような役でした。自分が他と違うということをネタにもしながら、どことなく影のある役。翔央さんの落ち着いた雰囲気も影響していたのかなとも思います。

しかしその問題は物語の前半に解決されます。羊のとこね。(羊可愛すぎて死ぬかと思った。グッズにアブラハム用の黒い羊マペットあったら買ってたと思う。むしろなぜ白しかないのか憤っている。)僕らはファミリー!ということでアブラハムはアルターボーイズとしての自分を認められます。これでアブラハムの魂は救われた!よかった!と思ってもう後はのんびり楽しむことができるかな、と見ていました。他のメンバーそれぞれが抱える問題(同性愛や性への抵抗、両親の死など)に立ち向かう姿に寄り添うアブラハムは本当に落ち着いた広い心を感じました。

しかし物語の終盤、どうしても浄化できない残りの四人の魂が、アブラハム以外のメンバーの魂だったと分かった時、物語は一瞬にしてアブラハムのものとなります。アブラハム以外のメンバーは、自分を引き抜いてくれるというレコード会社とソロ契約を結び、アルターボーイズを捨ててしまうということが判明するのです。
その時のアブラハムの第一声が「ということは、私だけが居残りしてアルターボーイということですか。」で。(うろ覚えだけど複数形じゃなくてボーイになってたのは確実)殺す気か、と思いました。これヲタクの悪い癖だと思うんですけど、どうしても翔央さんの境遇と重ね合わせてしまって。信じていた仲間がソロ契約で離れていき、残るのは自分だけ。Hey!Say!JUMPのデビュー時の状況と重ねずにはいられませんでした。デビューしていく薮と光、早々に事務所を去った太陽、居残りしてジャニーズJr.なのは翔央さんだけ。まあ好条件のソロ契約の打診が来たけど断った、という設定だけ違いますけどね(ブーメラン)
そんなこんなでそのあとのアイビリーブは泣きながら観てました。

結局一番記憶に残ったのはそのアブラハムと翔央さんの境遇なんですけど、舞台としてもめちゃくちゃ面白かったです。テニミュ系の俳優さんほとんど見たことなかったんだけどみなさん歌が上手くてすごかった!舞台育ちって声がまず違いますね。(翔央さんも以前に比べたら響く声になったけど、やっぱり声量では負けてた)存在感もすごい。でも動きのキレとアイドルという設定に一番沿ったダンスだったのは翔央さんだった。一流ジャニーズの臭いがするパフォーマンスでした。ハンドマイクで歌いながらダンスする曲は圧倒的に経験の差が出てた。その辺も見てて面白かったです。
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翔央さんは大人しい役だったので基本的にあまり微笑んだりしなかったんだけど、マークからマイクを受け取る時とか、水飲みに行った時に笑い合ってたりとか、素の部分も結構出てました。最後のメドレーライブのキラキラ笑顔は大好きな翔央さんだったので大満足です。翔央さんか何も後ろ暗くなく全力でアイドルできる環境が与えられたというだけで幸せだな、と。一回だけ次の動きに遅れたところがあって、とてもレアなものを見られた気がしてほくほくしました。
最年長だなんて信じられないくらい誰よりも若く見えたし、優しい微笑みもたくさん見られました。大人の事情が色々あるみたいだけど、次の舞台も決まったし(主役、だよね?)時間とお金に余裕がある限りたくさん舞台に立つ翔央さんを見に行きたいと思います。また走れメロスみたいな舞台やらないかな!

追記
昨日はマシューに舞台に上げてもらってラブソングを捧げられるラッキーなエンジェルちゃんがまさかの男性で、会場の盛り上がりがすごかったです。マシューのことが好きなマークが「なんで一番前なのよ」って嫌味ったらしく囁いてたり、色々スペシャルな回だったみたい。最後のライブの時に翔央さんがその男性に向かってめちゃくちゃいい顔で笑いかけてて死ぬほど羨ましかったです。でも多分男性だからだろうな。女性に対するラブホリ的な振る舞いが苦手な翔央さんが好きです。

中島裕翔くんに有川浩さん原作の映像メディアミックス作品に出演してもらうとしたら

タイトルそのままです。有川浩さんと中島裕翔くんが大好きなのでちょっと自分の欲望そのままに書き連ねてみたいと思います。

有川さんといえばやはり「図書館戦争」と仰る方が多いと思うのですが、残念ながら榮倉奈々さんと事務所の先輩岡田准一さんで映画化されています。もし図書館戦争に裕翔くんが出演するなら香坂大地かな。若手イケメン俳優役。そのまま!(ちなみに、映画では福士蒼汰くんが演じていた手塚の兄は手塚慧(てづかさとし)という名前なので、原作を読んでいる時から某おもちジャニーズが頭をちらついてしょうがなかったです。)

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図書館戦争こそ図書隊という架空の部隊をテーマにしていますが、有川さんの作品には自衛隊が舞台のものが多いです。(デビュー作から三作続いた自衛隊三部作や、そのスピンオフを集めた短編集、ドラマ化された空飛ぶ広報室など)しかしやはり自衛隊員の役となると、ヤンキーが夏休みに水球で鍛えた程度の筋肉では役としてはあまり見栄えがしません。実を言うと自衛隊三部作の中の第三部「海の底」(米軍横須賀基地を正体不明な巨大な甲殻類が襲った!次々と人が喰われる中、潜水艦へ逃げ込んだ自衛官と少年少女の運命は!?)の冬原春臣とかやってほしいです。正論を述べるけれどあまり情に熱い方ではない、っていうのは正論を述べるし情に熱い少年だった裕翔くんがどう役に取り組むのか見てみたいです。ただやっぱり筋肉が。筋肉がね。

あと自衛官でやってほしいのは「ラブコメ今昔」という短編集の「ダンディ・ライオン」という作品の吉敷一馬ですかね。写真がとても上手な役なんです。あとはきんn


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今の裕翔くんそのままでイケる!と思うのは「植物図鑑」(ある日、道ばたに“落ちていた”彼。河野さやかは、樹と名乗る青年を家に招き入れるが!?)という本のイツキくんです。想像しているビジュアルはまんま凪くん。ちょっと頼りない草食系(実際野草に詳しくて草ばっか食べてる)男子の役です。冒頭のイツキが拾われるシーンで「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」という台詞がありまして、是非ともこれを裕翔くんに言っていただきたい。

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お願いします。

あと「明日の子供たち」(児童養護施設を舞台にした大人と子供たちの成長ドラマ。諦める前に、踏み出せ。 思い込みの壁を打ち砕け!“問題のない子供"や大人より大人びている17歳の平田久志に新米職員はどう立ち向かう?)の三田慎平です。児童養護施設に転職したやる気は人一倍ある元営業マンの役です。二十歳になる前(撮影時期的には)にサラッとサラリーマン役をこなしてしまった裕翔くんならできる。読んでいて思わず心が痛くなる場面もハラハラする場面もたくさんありますが、裕翔くんが水ヤンで見せたあの真っ直ぐな瞳と演技は自動養護施設に抱いていた理想の愚かさと現実の冷たさにぶつかりながらそれでも折れずに成長していく三田慎平にぴったりだと思います。あと個人的に先生的な立場につく裕翔くんが見てみたいというのもあります。

「キケン」(成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」によって繰り広げられる犯罪スレスレの実験や人間の所業とは思えない伝説の数々。理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語)なんか映像化したら絶対楽しいので是非出てほしいんですけど、裕翔くんから漂う上品な文系男子臭が邪魔をしそうですね。絶対工科大とか行かないでしょ裕翔くん。

キリがなくなってしまうのでこの辺で畳みたいと思います。ここで挙げたのもそうでない作品も全て自信を持っておすすめできる作品ばかりですし、有川浩さんの作品はエンタメ系ラブコメ系がお好きな方は読んでおいて損はないと思います。残念ながらサイコパスな役は有川浩さんの作品には出てきてないんですけど、それとはまた別でどこかで糸が繋がる時が来るといいな、と願っています。

独断と偏見をこねくりまわした超個人的な意見ではありますが、微力ながらも本を手に取るきっかけ、読書を楽しむスパイスの一種として活用していただけたら嬉しいです。ここまで読んでくださった方本当にありがとうございました!!

壊れたおもちゃの日々も。私立恵比寿中学2014東西大学芸会(横浜アリーナ、神戸ワールド)感想。

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幸運なことに横浜アリーナ、神戸ワールド両公演参戦させていただきました。そろそろ横浜の記憶が曖昧になりそうだけどがんばって感想を。
私はすっかり彩ちゃんの虜になっています。どれくらいかっていうと彩ちゃんの顔全体を使って笑うあの表情を見るたび膝から崩れ落ちそうになるくらい。

まず彩ちゃんにペンギンをあてがったスタッフに菓子折り送りたいです。可愛いの極み。通気性は本当に悪そうだけど。

横浜で顕著に感じたのは、彩ちゃんの表情がとても強くなったということ。強くなったのは勿論、強く見せていたというのもあるのだろうな、と思いました。それは多分転校した三人が来ていたからだろうとも。何かを振り切ったような強い表情で歌い踊る彩ちゃんは美しかった。そこからのあの挨拶です。

ちょっと時間をもらっていい?と切り出した彩ちゃんは既に泣きそうな表情で、ああ溢れる、と心配しながら見ていたつもりが私も即目から水が溢れました。三人の転校が決まってから毎日ベッドで泣いてたという彩ちゃん、そんな不安定な状態のままカホリコの教育係に任命された彩ちゃん、プレッシャーに押しつぶされそうだった彩ちゃん、武道館以降グループ内で一番立場や役割が変わった彩ちゃん。内容は、ファミリーへの感謝、これまでの自分の行動への反省、転校生から教えてもらったものを私がカホリコに教えていきたい、というもので。私には、瑞季裕乃なつの三人からやっと彩ちゃんが卒業できた瞬間に思えました。エビ中では卒業という単語を使わず転校、と表現されますが、あの挨拶は彩ちゃんの三人の存在からの卒業宣言、決意表明だったと思います。それも分かった上で瑞季と裕乃さんは涙を流し、なっちゃんは彩ちゃんを真っ直ぐ見つめていたのかな、と。挨拶を終えた彩ちゃんの目は真っ赤で、でも晴れ晴れとしていました。この後楽屋で三人となにを話すのかな、と思うとワクワクしている自分がいました。

それをふまえて今日、神戸でのかほちゃんの挨拶「彩花ちゃんはカホリコに教えていきたいって言ってたけど、もう十分すぎるぐらい教えてもらってて、感謝しかなくて。」は分かりやすく爆弾でした。そりゃ彩ちゃんも泣くわ。カホリコの二人が日々ただ前へと進んでいっているのは誰の目から見ても明らかだし、そばにいるメンバーからしたらもっと顕著ですよね。神戸ではおどけた表情が多かった彩ちゃん、泣き笑いしている表情も可愛かったです。

新曲はどれも好きだったんですけど(大漁恵比寿節なんてドンピシャ好みでした。きばらんかーい!)やっぱり「涙は似合わない」が一番響きました。何度でも立ち上がればきっと神様は微笑むから。これを歌った数十分後に号泣してるし号泣させてるんだからずるいです。何度でも諦めないできっと神様は微笑むから。今のエビ中はこの歌詞のメッセージ伝える側なのではなくみんなで頑張って諦めずに立ち上がっている当事者そのものであり、だからこそこの歌が歌えるのだな、と思いました。涙も似合うんですよ、涙を拭う姿も美しいんですよ、前へと進むための涙は。

あとやっぱり私は「幸せの貼り紙はいつも背中に」で本編が終わる構成が大好きだ!(参考: 
http://sogabe8.hatenablog.jp/entry/2014/08/03/075906 )観客に媚びない世界観と幸せに満ち溢れた笑顔。今のエビ中が大好きだからこそ響く「I'm satisfied with me」というフレーズ。大好きな人たちが「幸せだ」と歌うその理由のうちの一つになれる幸せ。

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転校を知ってから不安だった独りの夜でも、幻想的だったファミえんの夏の夕暮れも、押し潰されそうで流した涙も、東西のビッグガレージでの壊れたおもちゃの日々も、全て「素敵な日々」なのだな、と。そういう意味でも、この一年間をぎゅっと濃縮したような歌だなと思って胸が苦しくなります。

次は有明コロシアム、の前に裕乃さんの握手会に行きます。ドキドキです。

追記:
横浜では駅で瑞季に遭遇し、これは転校生来る…!と思っていたらやっぱり三人とも見学席に座っていて。アリーナDというチビにとってはメンステが遥か彼方に見えるような席だったのですが見学席は見えやすい席でした。だからこそ、仮契約とか、振れサイとか、三人にとっても思い入れの大きいであろう曲の時はどうしてもチラ見してしまう自分がいました。どうしてもカホリコの仮契約を見守る裕乃さんとなっちゃんが見たくて。でも二人ともとても穏やかだった。必要以上に固執しちゃってるのは私の方なんだろうな、とちょっと反省しました。

ここに神はいない。私立恵比寿中学ファミえん2014感想

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「ここに神はいない。エビ中が織りなす水と人民の饗宴。エビ中夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖 2014」に行ってきました。私にとっては武道館以来のエビ中現場で、八人体制を見るのはこれが初めてだったので楽しめるかどうか不安で複雑な感情を捨てられないままの登校でした。でも始まって数曲で不安は吹っ飛びました。だって楽しいんだもん!みんな笑顔でみんな可愛くて最強でした。そしてものすごい進化を遂げていました。

私は裕乃さん推しだったのでどうしても裕乃さんパートは体が反応するんですけど、聞こえてくるのはりったんの声なんですよね。その違いを噛み締めながら考えたこと。裕乃さんの声って、抑揚や感情が控えめで、ある意味曲の流れを抑える役目をしていたと思うんです。それが裕乃さんの個性だったし、エビ中の独特の雰囲気を作り出す要素の一つだったし、それが耳に留まって気になってハマったって人もいるし。(私もそのクチ)でもりったんの声って、荒削りで不安定だけれど勢いがあって、エビ中の曲の物語を加速させる要素だな、と。裕乃さんと真逆なんです、曲中の役割が。だから、裕乃さんのあの歌い方に合わせて振られたであろうパートもりったんが担当することによってまったくの別物に変わるんですよね。
なっちゃんとぽーちゃんの違いは裕乃&りこほど強くは感じなかったけれど、一番感動したのは誘惑したいやでした。なっちゃんが歌う大サビの「あなたと出会って私恋してしまった」が大人びてて切なくて美しくて好きで好きでたまらなかったんですけど、ぽーちゃんのそれは全くの別物だった!(笑) なっちゃんの恋が切なくて心を締め付けるような恋なら、ぽーちゃんの恋は偶然出会ってワー何これ運命?好き!みたいな明るい恋だった。九人時代の誘惑したいやが持つ大人っぽさを、初めてのちゃんとした恋・だけどどうしたらいいかわからない!っていう甘酸っぱいものに変えていました。歌詞もメロディも同じなのにこんなにもアプローチ方法が違うのか、と感動で思わず身震いしました。

あともうひとつ鳥肌が立ったのが「幸せの貼り紙はいつも背中に」の使い方。アイドルソングって、君が好きだよ君のそばにいるよ青春最高!みたいなキラキラ曲が多いじゃないですか、でもこの曲って、始めからずっと彼女たちだけの世界なんですよね。他の曲に比べて正面(観客)を向く姿勢が少なくて、歌詞も最後の最後にしか「君」という単語が出てこない。よくある幸せおすそ分けソングとは一線を画する楽曲だと思ってます。「I'm satisfied with me(私はわたしに満足している)私に生まれてきて良かった」なんてセリフ、応援しているアイドルに歌われたらイチコロじゃないですか?私は、好きだよ感謝してるよ、って歌われるのの何十倍も感動します。日が沈み暗くなり始めた幻想的な雰囲気の中で「なんて素敵な日々 ああ幸せだ」と歌いながら手をつないでクルクル笑顔で回る画は今まで見たライブの名場面シーンで五本指に入る素晴らしさでした。

それにしてもりったんの不安定さってすごいね。いい湯だなを花道で歌うりったんをほぼ目の前で見ていたんだけど、終始口角が震えていて見ているこっちがハラハラしてしまいました。一回ぁぃぁぃパートを歌いそうになっちゃって「アッ!」って顔してマイクを口から離したときがあって、もう周りのヲタの方があたふたしちゃって大丈夫!大丈夫だから!って念を送りながらみんなでサイリウム振ってました。ツイッターにも書いたんですけど、フレサイの「不器用でマイペースな私を信じてください」ってパートが裕乃さんからりったんへ降りたのって奇跡だなあと。二人ともベクトルは違えど不器用でマイペースで、でも信じたくなる応援したくなるアイドルだから。

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始まる前にモニターで九人時代のPVと武道館のDVDのCMが流れていてそれだけで涙腺崩壊寸前だったんですが、やっぱり気持ちと目は八人について行ってるつもりでも耳が覚えてるんですよね。裕乃さんパートで違う人(りったん)の声が聞こえてアレ?ってアンコール直前ぐらいまでずっとなってました。慣れてないんだな、とも思うしでもまだ慣れたくないな、とも思います。
以前から推し変するなら彩ちゃん、と言ってはいたもののずっと裕乃さんが心の中にいたんですけど、ロボックがめっちゃかっこよくて、わああってなってた後に頑張ってる途中から大人はわかってくれないの神な流れの中で彩ちゃんから目が離せなくなって、彩ちゃん!彩ちゃん!ってなって、ちゃんと彩ちゃんに推し変することを決めました。アンコールのフレサイでは超至近距離で花道の彩ちゃんを拝むことができたし、花火を見上げる美しい彩ちゃんも見ることができました。他界なんて無理だった!もうちょっと彼女たちの青春を見ていたいです。

大学芸会も行けたらいいな!と思ってます。可能なら神戸遠征もしたいので、願わくばエイトのツアー(あると信じてる)と被りませんように。



水球ヤンキース第二話

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もう多分二十回ぐらい見ました。感想が溢れ出して気持ち悪いので箇条書きにバーっと書きます。もうなんていうか感情の忘備録。

「ぴんぽんぱんぽぉ⤴︎ん」の声のかすれ具合が可愛い。放送部員は脅したの?すごい恐縮してたから気になった。
初対面で思いっきり「雑魚」呼ばわりかました千秋くんたちを笑顔で勧誘する尚弥くん。千秋くんたちも多分そんなの言われたこと忘れてるんだろうけど(笑)
このアングルで撮ること決めたスタッフさん天才すぎる。前からでも真下からでもなく斜め下から。
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「うおー!龍二!おっほっほ!」のおっほっほの意味がよくわからない。可愛い。
「やらねーよ、水球なんて」「なんで!元エースだったんだろ!」の掛け合いの間で目をパチクリさせる小芝居可愛い。あと「元エースだった」って日本語頭痛が痛いみたいになってて帰国子女感出てる。
「部員集めろって」「上等だよ」のシーンの眉毛の演技。表情筋柔らかいんだなあ。
トウモロコシのシーンとか、唇の傷がいい感じにヤンキーっぽさを演出してるラッキー。
「そーんなプリプリすんなよぉ」のプリプリの言い方が溢れ出しそうで可愛い。
渚の中学時代の写真を見て「楽しそうだな」って言って一人でニコニコしているシーンちょっと切なくなった。海外を転々としていた尚弥くんはそういう青春はなかったんだもんね。カス高でてっぺんを取ることだけを楽しみに帰ってきた(一話参照)ってどんな生活してたんだろう。「おるぁ!」の巻き舌が全然できてない感じとか、巻き舌発音がある言語圏にいたとは思えないんだけど。
「水が出ねえ?」のシーン、物分りよすぎて拍子抜けした。「そっか、まあいろいろあるわな!」ってバカか。話が進むごとに尚弥くんの愛すべき素直なバカっぷりがどんどん出てきて私は嬉しい。
「ひとつひとつ、乗り越えてこうぜ」のひとつひとつの言い方がついさっきまで溢れ出してたバカっぽさを男らしさに変えてる。
「なんだ、はしもとかんなってお前の母ちゃんだったんだな!」の直前、千秋くんたちに掴みかかる三馬鹿の後ろで目を上げて考えて、アッ!ってひらめき顔する小芝居がとても可愛い。コミカルな演技とても良い。
尚弥くんと千秋くんの絡みのシーンのBGMの使い方がイケパラを思い出させる感じで中津くん(斗真)がとても懐かしくなりました。
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尚弥くんはこのまま最終回まで人を殴らないヤンキーであってほしい。


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ツイッターでも何度か呟いたけど何回見てもプールに水が出た瞬間わたしの目からも水がぶわって出ます。素直に笑って泣いてできて、最高じゃないか水球ヤンキース。主題歌の発売日も決まったし、次回のお口アーン(食べさせる側)尚弥くんも可愛いし、楽しみなことしか待ってない!唯一不安なのは再来週まで自分が我慢できるかってことだけです。

水球ヤンキース第一話

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一話を見ました。結論から言うと、めちゃくちゃ面白かった。以下、中島裕翔君メインのヲタクの感想です。

水球ヤンキース、というタイトルで、ヤンキーが主人公のドラマですが、稲葉尚弥くんはヤンキーではなかった、と言うのが私が抱いた感想です。強烈すぎるインパクトを与えて画面に登場した尚弥くんから感じたのは「ヤンキー」という着ぐるみを着て歩いているようなそんな違和感。喋り方とか滑舌の甘さとか、どことなくにじみ出る優しさとか。目指していたヤンキーの姿が時代錯誤っていうのもあるけれど、なんだろう、ミスマッチなんですよね。それは、尚弥君がヤンキーではなくヤンキーに憧れるただの少年だったから。「夜露死苦!」も「よろしくぅ!」いや「よるぉすぃくぅ!」にしか聞こえなかったし。台本が漢字表記なのかどうかはわかりませんが。(字幕ではひらがなでした)実際、滑舌が悪くてヤンキーに見えないwwみたいな意見も見ました。でも懸念されていた滑舌の甘さも(ヲタク的には可愛いいいいってなりながら見てたんですが)役柄的に成功だったんじゃないかな、って思います。尚弥くんは決してバリバリのヤンキーになる必要はなくて、むしろなりきれてない所が最高にマッチしてたと思います。
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サングラスをすぐに外す、上履きをちゃんと履く、固めた前髪が日に日に崩れていく、とかそういう小さいところで尚弥くんの目指すヤンキーはあくまで精神的な目標なのだな、と。だから見た目に関してはそこまでこだわらない。だから躊躇なく水に飛び込める。崩れた金髪が日光を浴びて輝いてる時なんて画面が美しすぎて死ぬかと思いました。
ifの話だけれど、裕翔くんと高木氏の役柄が逆だったら。尚弥(高木雄也)はただの完璧なヤンキーで、空回りしないし、順調にタイマン張って、てっぺんとってカス高を仕切ってそのうち赤ジャージに眼鏡の女教師が赴任してきたでしょう。脱線したけど、尚弥くんは細くて弱そうで優しさと上品さが滲み出る裕翔君が演じるからこその役だったなってことです。ヲタクフィルター万歳!

あと細かい感想。「間違いねえ!お前がカス高の番長だな!」ってパアッと表情を明るくするところ、クワガタを発見した少年みたいでめちゃくちゃ可愛かった。幼き尚弥くんはクワガタ見ただけで渚に泣きついていたみたいですが。そういう昔のことを渚に指摘された時照れくさそうに眉毛をクイッと上げる演技が良かった。裕翔くんこういうコミカルな小芝居うまいですよね。眉間のしわも、「分かるだろ」「分からない」「えー」の掛け合いも。よわかての白尾君が背後にいた士方に気付いて身震いするシーンの時も思ったけど。
屋上に先生が入って来たとき上げてた腕をサッと下ろしたけど何してたの?踊ってたの?
あとツイッターにも書いたんですが尚弥君が巻き足を習得した直後のシーン、満面の笑みの尚弥君のあとに龍二の方に画面が切り替わった時それまで安定していた画が揺れるんですよね、水面で揺れながらも初めて安定した尚弥君の視点のように。そこがすごくよかった。光がたくさん入った明るい画で、その瞬間負けっぱなしだった状況が変わったのがよく分かる演出でした。
明日へのYELL絶対私好きな曲なんで早く情報ください。あと歌番組ください。

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夏らしい涼しい映像とザ・王道なストーリーで45分あっという間でした。カス高のてっぺん→ミズタマのてっぺん、という流れも分かり易かった。諦めないことを諦めない尚弥君、めちゃくちゃかっこよかった。まあ予告の「でもぉ、ミズタマの方がかわいくなぁい?」の可愛さで全部吹っ飛びましたけどね!!!それを言ってる貴方が一番可愛いです!!!!残念ながら今週以降はリアタイできないので明け方頃に一人で号泣しながら見ようと思います。トウモロコシ美味しそう。土曜日の夜はハイビート胸騒ぎ!

渋谷すばると山田涼介と赤

すばるさんと山田くんの二人は、グループにおいて一般的に「主役」の色である赤を背負っているけれど、二人の色は全くもって別物だなあ、とふと思ったので考えをまとめてみました。つい先日たこ虹を辞めたレッドとわちゃんの話もふまえて。

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すばるさんの赤は、「真っ赤っけに燃え上がっている赤」で、その才能は「アイドルのロックンロールショー」を見せ、魅せる時に最大限に引き出されると思います。燃え上がるような情熱の赤、グループの中心となり核となり、みんなを導く松明に灯された炎の赤。メンバーカラーの衣装でバンド曲を演奏している時など、鬼気迫るようなその表情と赤色が見事にマッチしていて、改めて彼のパワーと色の持つ力強さを感じます。演出でステージに炎が上がった時など、思わず目を奪われるような生命力に満ち溢れた色だと思います。その一方で、公演が始まる前にメンバーに声をかけたりハグをしたり、「あたためる」という役割の炎でもあります。それは、ほっとさせると意味でも、準備をさせるという意味でも。

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山田くんの赤は、「ビロードのような滑らかで芯の強い深い紅」で、その才能は「最高のアイドルとしてのパフォーマンス」を作り上げる時に発揮されます。山田くんはHey!Say!JUMPの唯一無二のセンターで、その存在感は他のジャニーズにはなかなか見られないようなものがあります。時にはそのせいで逆に孤立して見えたりすることも。しかし最近のインタビューなどで明かしているように、彼の言動は全てグループに還元するため、グループに何かを持ち帰るためのものだったということが分かります。まるで、「メンバーをここまで連れてくるんだ」という強い意思の元、ビロードのカーペットを敷いて導こうとしていたかのように。ステージ上で一際輝く真紅は、誰よりもメンバーを愛し、横一列に並んで歩いて行くことを切望しています。そして彼のその願いを実現するために、全員が着実に彼が敷いた真紅の道を歩き始めている。今のJUMPってそんな感じだと思ってます。

赤の魅力は決して薄まらないことによって保たれるものだと私は思います。青が水色になったり、緑が黄緑になったりするような柔和さはいらない、そこに絶対的に君臨しなければいけないのが赤なのだと。とわちゃんの場合は女の子アイドルの話ですが、赤を背負うということに重圧を感じすぎて、結果的に挫折してしまったという面もあるのかな、と思います。とわちゃんの上には先輩としてももクロの絶対的赤こと百田夏菜子が君臨していたわけだし。

この二人の「赤」の背負い方は同じジャニーズ事務所のアイドルながら方向性や使い方が全然違いますが、そのどちらも正解で、各々のグループに必要不可欠な役割を担っていて。なんていうか、面白いなあって思います。こんだけダラダラ書いといてシメがこれって情けないんですけど。たまにジャニーズをメンバーカラーごとに分けてその特徴を比べてみたみたいな画像を見かけるんですけど、赤=カリスマ性、だなんて一概には言えないなって。勿論カリスマ性はみんなすごいんだけど、ベクトルの違いというか。(数Ⅱ習ってないけどベクトルって単語かっこいいから使ってるので使い方間違ってたらすみません)

もしかしたらそんなに深い意味があって決められたカラーじゃないのかもしれないのけれど、こうやって考えてみるととっても面白いな、って。こんな風にテイストの違う核を持ったこの二つのグループがどんな風に飛躍していくのか、とても楽しみです。